読書の秋に!~九州・沖縄が舞台の小説~

「点と線」松本清張

福岡市香椎の海岸で男女の遺体が発見され、情死と判断されますが、その遺体の遺留品から、
特急「あさかぜ」号の中で発行された「御一人様」の列車食堂のレシートが残っていたことに、
鳥飼刑事が疑問を抱きます。松本清張ブームを巻き起こした長編推理小説です。

「佐賀のがばいばあちゃん」島田洋七

漫才師島田洋七さんの少年時代のお話です。
貧乏だけれども、明るくたくましい祖母。
祖母の奇抜な発想はとても面白く、祖母の言葉には励まされる名言もあります。
読むと前向きな気持ちになる小説です。

「悪人」吉田修一

ある殺人事件を犯した長崎に住む青年と、その青年を愛した女性の話です。
映画化されたときに主演の深津絵里さんが、モントリオール世界映画祭ワールド・コンベンション部門で
最優秀女優賞を受賞したことでも話題になりました。
作中の誰よりも純粋な青年が、その罪の重さから、世間で「悪人」とされます。
愛する女性にとった彼の最後の行動とは。

「草枕」夏目漱石

30歳の画工である主人公が、熊本県玉名市小天温泉に宿泊し、出戻りのお嬢さんの那美と出会います。
那美は美しい女性ですが、彼女を描くには「何かが物足りない」と主人公は考えます。
那美にかけているものとは、何なのでしょうか。
「とかくに人の世は住みにくい」という冒頭部分でも有名な、漱石の初期の作品です。

「海と毒薬」遠藤周作

太平洋戦争中に、捕虜となった米兵が臨床実験の被験者として使用された事件(九州大学生解剖事件)を題材とした小説です。戦争という異常な状況下では、人の良心は麻痺してしまうことを突きつける作品です。

「つるかめ助産院」小川糸

沖縄の架空の島を舞台に、都会での生活に疲れた人達が島を訪れ、そこでお産を成し遂げる女性の葛藤や力強さを焦点にあてて描く心温まる物語です。2012年にNHKでドラマ化もされました。

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